MicaSenseマルチスペクトルカメラの自動撮影設定ガイド

株式会社ジェピコは、AgEagle社(MicaSense・eBee固定翼ドローン)の正規代理店です。
参考記事: Automatic triggering options for MicaSense sensors – MicaSense Knowledge Base
MicaSense センサは、3つの異なる方法で自動撮影します。オーバーラップモード、タイマーモード、外部トリガーモードです。これらの設定は、WiFi 設定 > 設定ページで行うことができます。
目次
オーバーラップモード(推奨)
オーバーラップモードでは、ドローンが指定した目標高度の許容範囲内に達した時にセンサが撮影を開始します。その際、指定したオーバーラップ率を確保するために、必要な距離を移動した場合にのみ撮影が行われます。また、センサが目標高度の許容範囲を下回ると撮影を停止します。(以前のセンサファームウェアでは、目標高度許容範囲のデフォルト値は50メートルに設定されていました。)
AgEagle社がオーバーラップモードを推奨する理由は、オーバーラップ率(75%以上)を適切に確保するためです。これにより、データ処理時の高品質な出力を可能になります。
タイマーモード
タイマーモードでは、設定されたタイマーに従って撮影を行います(デフォルトでは2秒ごと)。
タイマーが1.0秒未満に設定されている場合、センサは可能な限り速く撮影します(約1秒に1回)。
撮影した画像を確認するには、センサのWeb設定で「ライブビュー」ページを選択します。「すべてのバンド」設定を使用して、すべてのイメージャーが正しく機能していること、画像が指定した間隔で更新されているか確認できます。
外部トリガーモード
より詳細な制御を行うために、シリアルポート、Ethernet、またはWiFiを通じてセンサと通信する外部トリガーモードを有効にできます。
PWM
センサは、上昇エッジ/下降エッジのパルスまたはPWM信号(標準のサーボモーターでよく使用されるもの)を使って撮影できます。PWM信号をトリガーとして使用する場合、センサは「長い」PWMから「短い」PWMへの遷移(またはセンサの設定に応じてその逆)を検出します。
【注意】
センサの電源とトリガーに複数の「グラウンド」を使用する場合は注意が必要です。
センサには1つのグラウンドのみを接続してください。通常、このグラウンドは電源のソースに対応していますが、トリガー信号と電源のグラウンドが異なる場合、それらはセンサを通じて電気的に接続してはいけません。
PWMに関する詳細は、各センサのインテグレーションガイドを参照してください:
EthernetとWiFi: HTTP API
HTTP APIはRedEdgeとインターフェースする最も強力な方法です。
EthernetコネクタまたはWiFiアクセスポイントを使用して、このAPIにアクセスできます。APIは、センサのIPアドレスのポート80にHTTP接続を通じてアクセスします。また、すべてのデータはJSON形式で出力されます。
IPアドレスの実際の値は設定によって異なり、センサへWiFi経由でアクセスする場合、センサのIPアドレスは192.168.10.254になります。一方、Ethernetネットワークに接続されている場合、センサのIPアドレスはデフォルトで192.168.1.83になります。
GETまたはPOSTリクエストで/capture URLにアクセスすることによって、センサに撮影を指示できます。
詳細や例については、RedEdge HTTP APIをご覧ください。
シリアルAPI
シリアルAPIはセンサにMavLinkインターフェースを提供します。
また、APIはMavLink対応システムをセンサのホストシリアルポートに接続することで使用可能です。
まず、APIはMavLink形式のシリアルメッセージを通じてアクセスされますMavlink format (more info)。インタラクションのためのオープンデータ形式と、プログラマーがインターフェースを開発・テストするためのツールを提供し、センサはMavLink v1.0メッセージを用いて57600ボーレートでホストと通信します。
DIGICAM_CONFIGUREメッセージを使用してセンサのイメージャーを設定可能です。DIGICAM_CONTROLメッセージは撮影を指示し、その後センサはCAMERA_STATUSおよびCAMERA_FEEDBACKメッセージを返送します。
詳細や例については、MicaSense Serial API Documentationご覧ください。
問い合わせ
e-mail: jepico_HSP@jepico.co.jp
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