1.M1-Edge POE LiDARセンサとは?

M1-Edge POEは、QORTEXAware™と統合された2DLiDARセンサーです。 Quanergy独自のスマートオブジェクト検出ソフトウェアは、さまざまな産業用およびセキュリティアプリケーションのLiDARポイントクラウドデータを自動的に収集、分析、および解釈します。
Quanergy社のM1-Edge LiDAR センサーは、単純な物体検出とアラート機能を必要とするアプリケーションのスマート認識を可能にします。

＜製品イメージ動画＞


M1 Edge POEの、業界トップクラスの角度分解能により、センサから最大数十メートル離れた精度を必要とするようなボールやペンのような小さなオブジェクトも検出できます。更にQuanergy社MQ-8及びQORTEX DTC製品と組み合わせることにより、より優れたLiDAR ベースのセキュリティ ソリューションを提供します。

この新しいソリューションは、Quanergy社の産業ユース ケースも拡張します。M1 Edge PoE は、時間がかかり、エラーが発生しやすいとされるビンピッキング アプリケーションを自動化し、自動ストレージおよび検索システム (ASRS) での事故を減らすことができます。 また、PoE(Power over Ethernet)仕様により配線をシンプル化することで設置コストの削減が期待できます。
M1 Edge PoEは、QORTEX Aware™認識ソフトウェアと統合されているため、顧客は検出ゾーンを作成して監視し、異常をメインシステムに戻すことができます。
オブジェクト検知は最大 16 の評価フィールド作成します。評価フィールドごとに構成可能な検出ゾーンの数 (最大 128) を増やすことが可能です。

✅Qortex Aware
スマートオブジェクト検出ソフトウェアである「Qortex Aware」がセンサに内蔵されています。

✅設定可能な検出ゾーン
フィールドごとに最大128つのアラートゾーンを設定することが可能です。
✅PoE仕様
データ通信と同じネットワークを使用して電源が確保することができることにより、省配線化が可能です。また、LANケーブルで電源供給が可能なことから工事工数を削減でき、費用を抑えることができます。

✅ロングレンジ検出
最大200m検出のロングレンジレーザー仕様となり遠くの対象物を捉えます。

✅全方位スキャン
1センサで360°全方位スキャンが可能となります。

✅角度分解能
0.033°の角度分解能で360°のカバレッジを有するM1-Edgeは、既存の産業用センサよりも最大7.5倍細かい分解能を提供し、クラス最高の測定を可能にします。

✅耐環境性能
IP67の高い防塵・防水性能を有しアウトドア環境での使用も問題ありません。

✅距離精度
50mで3cm以下の優れた距離精度を有しています。

M1-Edge PoEは、監視対象エリアに仮想フェンスを作成し、侵入者の検知や異常な動作やフェンスを越える危険なオブジェクトを検出することができる為、
以下の様なエリアでの使用を想定しています。