【新型コロナウィルス三密回避案を検討しませんか?】~第二弾~ 混雑状況モニタリング/導線管理

1. 三密回避/ソーシャルディスタンス 提案第一弾について
2. "混雑状況モニタリング/導線管理"ソリューションの提案
3. 最後に
4. 参考情報
5. お問合せ
まず初めに、今回の新型コロナウィルスにより被害を受けられた皆様に対し、心よりお見舞い申し上げます。現在の危機的状況は世界的にも最優先で立ち向かうべき課題であり、更には終息後の今後の回避策についても検討が必須となります。
前回の記事では三密回避/ソーシャルディスタンス確保案として入場制限管理をテーマにしました。日本国内で社会問題となっているスーパーマーケットなど一部商業施設への人口集中を避けるため、レーザーセンサを入口/出口に設置しリアルタイムに人数把握を行い、入場制限管理を行っていくという方法に関して説明しました。
しかしながら、今後はスーパーマーケットに限らず様々な商業施設や公共施設での人口集中が問題となることが予測されます。その際、必ずしも明確な入口/出口がある施設ではないかもしれません。また屋内外問わず混雑状況の把握が必要かもしれません。混雑状況の把握だけでなく導線の分析が必要かもしれません。
三密回避/ソーシャルディスタンス確保案 第二弾では特定エリアの混雑状況モニタリング並びに導線分析の実現が可能なソリューションについて説明します。
Quanergyの提供する LiDAR(レーザーセンサ)「M8」と専用のソフトウェア「Qortex」を使えば容易に混雑情報の把握を行い、導線の分析に役立てることが可能です。このソリューションは屋外はもちろん、空港や公共施設、商業および政府の建物、倉庫内等様々なエリアで導入可能です。
各製品のデータシートはこちらより登録後/ダウンロードをお願いします。
●"混雑状況モニタリング/導線管理"提案概要
施設内もしくは屋外の適切な箇所にレーザーセンサを設置し、混雑状況/導線を確認したい特定エリアにレーザーを照射します。この特殊なセンサは人らしき対象物を検出して、その位置、方向、速度をデジタルデータとして出力します。センサの性質上、この出力情報は非常に精度が高く、検出距離も長いため一つのセンサで非常に広範囲のエリアをカバーすることが可能です。また、センサ自体が防水・防塵の高い耐環境性能を有しており、屋外の悪天候時も問題なく使用できることが可能です。
この一つ一つ(一人一人)の正確な対象物データを利用・組み合わせて混雑状況や占有率の把握、導線の管理・トラッキングといったシステムを構築していきます。
●対象施設例
・空港 :ターミナル内の広いスペースやチェックインカウンター、セキュリティチェック、搭乗エリア
・バス、電車等の交通機関 :ターミナルやホーム、駅構内
・配送センタ :従業員作業エリアや倉庫内
・スポーツ会場 :スタジアム施設内
・スマートシティ :都市内や公共道路
・工場 :従業員作業エリアや倉庫内
・ビジネス :会議室やコミュニケーションルーム
・商業施設 :ショッピングセンターやテーマパーク 等
●利用例
・監視エリア内の密集率が高いところを特定して感染リスクの高い場所と時間帯を自動でレポート作成
・施設内が一定以上の混雑になったらアラートを出す(従業員に通知)
・店舗内で密集が起こりにくい商品の配置を検討するために来場者の動線の分析を行う
・時間帯別の来場者数をカウントして、混雑時間を可視化し、来場時間毎の人数平坦化を促す
・サーマルカメラと統合させ、体温の高い人を識別して追跡
・待ち行列を検知し、待ち時間をモニタに表示
・リアルタイムに人と人との間隔を追跡して、安全なソーシャルディスタンスを管理
・乗客が混雑しているゾーンをヒートマップ化 等
新型コロナウィルスなどの衛生管理以外の用途として、日付や時間毎の混雑状況の把握や導線の分析等もできます。上記分析を行うことで時間や状況に応じ最小限に従業員の配備や行動の推測ができる為、効率的な業務遂行が可能になります。その他侵入者検知等のセキュリティ目的でも使用が可能です。
●ソーシャルディスタンス確保を目的にした導入実績
QuanergyのパートナーであるIinside社が、上記で紹介したレーザーセンサとソフトウェアを使ってソーシャルディスタンス向けのアプリケーションを開発しました。安全な空港を確保する為、以下のような用途で使用されています。現在このソリューションは米国内の6空港で提供されています。今後空港だけではなくその他の公共施設でも展開を予定しています。
・乗客が一定の割合で密集した場合にアラート
・待ち行列が一定となった場合にTSAに通知
・スペースの改善が必要と判断した場合に通知
・直近の履歴の中で混雑しているゾーンをハイライト化し乗客へ通知 等
またその他の国々でもソーシャルディスタンス対策の為、このソリューションは活躍しています。
●Quantum Labs(オーストラリア)
ソーシャルディスタンスの管理はもちろん、セキュリティの大幅な強化を目的として空港、交差点などの高セキュリティ施設向けのソリューションを展開しています。
●iCENT(韓国)
iSaverテクノロジーを通じて監視サービスを提供し、都市や工業施設、特別な施設での安全性やセキュリティの目的で人や物の損害の予測、防止をします。
●CRON Systems(インド)
サーマルカメラからのデータを統合して、エリア内の個人を正確に追跡し、脅威レベルをハイライト化、表示します。
●Axone(フランス)
サーマルカメラで上で温度検出を行い、更にソリューションを用いて人数計測、人物追跡、群衆検出、分析等さまざまな人流管理を組み合わせた提案をしています。
●レーザーセンサ(LiDAR)/専用ソフトウェア(Qortex)の特長
・LiDARの技術を使い対象物の正確な距離形状把握が可能
・明暗や天候等環境に左右されにくいデータ出力
・各種ライトの下での動作が可能
・LiDARからの匿名性の出力データによるプライバシー保護
・屋外使用可能な耐環境性の高い設計
・検出距離の広範囲エリアカバー
・PTZカメラとの統合可能
・用途に合わせた柔軟なソリューションの実現 等
このセンサは、建設機械へも搭載可能な高い耐環境性を有しており、劣悪な屋外環境でも使用できる設計です。信頼性が高く、ハードウェアには2年間の保証がついている為、ライフコストの削減も期待され、コロナウィルス終息後も安心して業務効率化を実現できます。また、他デバイスとの統合も可能な為、要求に応じたアプリケーションの実現が可能です。
●システムアップに関して
「特定エリアの混雑状況を分析、可視化したい!」や「一定の混雑状況になったら通知をしてほしい!」等、様々な要求に関しまして相談に応じますので具体的に検討されている場合は是非お問合せください。
<提案の流れ>
・利用用途のヒアリング
・現場視察 (センサ取付位置の確認など)
・提案書/見積提出
・アプリケーション実装 ※お客様/システムインテグレータによる開発
・(実証実験)
・運用開始
今回の提案では、Qortexという専用ソフトウェアを使用します。レーザーセンサの出力データをフィルタンリングしユーザーが必要とする "オブジェクト情報"を"検知"し"追跡""識別"を行います。オブジェクト情報は "人物”を指します。"人物"と"それ以外"の識別が容易となり、点群データが直感的に理解可能かつ軽量な情報に変換されるため、利用用途に合わせたのシステムの構築を目的としたユーザーはアプリケーション部分の開発に注力いただくことが可能です。Qortexは LiDARやPoint Cloudでの開発に不慣れなユーザーなどをターゲットとしたシステムインテグレーター向けソフトウェアとなります。
Qortexの特徴についてはこちら
Qortexを使用したその他アプリケーション例についてはこちら
3. 最後に
Quanergyの提供する LiDAR(レーザーセンサ)「M8」と専用のソフトウェア「Qortex」は用途に合わせて様々なアプリケーションに適合可能なソリューションとなっております。現在の緊急を要するコロナウィルスへの三密回避対策等あらゆる目的や角度から導入が可能です。センサ自体が人体に影響がない不可視光線を用いて人を検出しており、カメラとは異なり、人の顔が晒されることがない為、プライバシーの問題にも解消できることもメリットです。最先端の技術で非常に信頼性の高いデータを取得することができ、非常に汎用性の高い技術の為、コロナウィルス終息後も安心して業務の自動化・効率化に貢献することができます。
この事態に対抗する三密回避の策として検討してみてはいかがでしょうか?
Quanergy のその他製品ラインナップは こちら
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■ソフトウェア情報
5. お問合せ
貴社のご開発に当たり、最適なモデルのご提案をさせていただきます。
ご希望の際は、下記問い合わせフォームより相談または下記担当者まで問合せください。
担当部門: 特販営業グループ
メール : quanergy@jepico.co.jp
担当 : 小池 03-6362-0704(ダイヤルイン)
上記電話番号はダイヤルインのため、担当者が対応できない場合もございます。
不在の場合には、お手数ですが問い合わせフォームよりお願いいたします。
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