iXM-100 ドローン用点検・検査向け1億画素デジタルカメラ【Phase One(フェーズワン)社】

2020/05/12

【最新更新日：2024年4月4日】
Phase One(フェーズワン)社iXMカメラシリーズ(iXM-100)は、お客様が希望する様々な使用環境での活用を想定し、ドローンなど高い耐環境性を求める点検市場で活用が期待される超高解像度　中判カメラシステムです。

　製品概要

Phase One(フェーズワン)社のiXM-100製品は、ドローン撮影など悪環境での撮影にも対応した1億画素高解像度カメラです。高速な裏面照射型中判サイズセンサーを使用しているためピクセルサイズが大きく高感度特性に加え、広いダイナミックレンジを実現しています。そのため、撮影時の明暗が安定しないドローンでの撮影や日陰時の低照度の撮影などでも安定した撮影を実現します。

主な特徴は以下の通りです。
　・裏面照射型(BSI)中判サイズセンサ
　・超軽量な630g(本体のみ)
　・新開発の4本の専用レンズを用意
　　　　35mm(35mm換算約28mm), 80mm(35mm換算約64mm)
　　　　150mm(35mm換算約120mm), 300mm(35mm換算約240mm)
　　　新採用のレンズシャッターは50万回の動作保証、3コマ/秒のキャプチャーレートを実現
　・HDMI出力とシリアル通信制御により、多様なUAVプラットフォームに対応
　・IP53に準拠した防塵防滴仕様
　・専用ジンバル(P3ペイロード)を活用することでGeotag(ジオタグ)情報を自動挿入。
　・IMU/GNSS、USB-Cや10G Ethernetで大型 UAV や航空機への接続に対応
　・DJI社ドローンMatrice300 RTK / Matrice600 + Ronin-MXを使用し、タブレットやプロポから遠隔でカメラ操作可能、点検対象を把握。

DJI社製産業用ドローン Matrice300/350 RTKシリーズに対応！
最新のP3ペイロードジンバルを活用することにより、搭載されているレーザー距離計を活用して自動でピント調整が可能になり、点検の主目的とされる微細なひびの状況を細部まで映し出すことが可能です。
既に専用アプリも用意され、リアルタイムで画像を確認しながら様々な設定の変更を手元で実現。
設定可能事項：ISO感度、絞り、シャッタースピード、ピント調整、トリガタイミング、シャッターなど。
※撮影データはカメラ内に挿入された高速伝送可能なXQDカードに保存されます。

PhaseOne(フェーズワン)社 iXMカメラ専用ジンバル(P3ペイロード)を発表！

　スペック

　　PhaseOne(フェーズワン)社　ドローン搭載用カメラ本体のスペック

	1億画素カメラ　iXM-100 MP	5000万画素カメラ　iXM-50 MP
解像度	100MP　　11664 x 8750	50MP　　8280 x 6208
ダイナミックレンジ	83dB	84dB
ピクセルサイズ	3.76um	5.3um
センササイズ	43.9mm x 32.9mm
ISO	50-6400	100-6400
キャプチャレート	3fps	2fps
インターフェース	USB3, Ethernet 10G
HDMI	3840 x 2160 30p　　1920 x 1080 60p	1920 x 1080 25p/30p　　1280X720 50p/60p
データストレージ	XQDカード
ISO	50-6400	100-6400

　　レンズのスペック

	広角レンズ	標準レンズ		望遠レンズ
焦点距離　　(35mm換算)	35mm　　(約28mm)	80mm　　(約64mm)	80mm AF　 (約64mm)	150mm AF　 (約120mm)	300mm　 (約240mm)
ピント距離	無限遠		3m～無限遠	10m～無限遠
シャッタースピード	1/2500				1/2000
絞り	f/5.6 - f/22				f/8 - f/32
重量	540g	470g	630g	744g	1900g
画角	63° x 49.4°	30.4° x 23°		17.1° x 12.9°	8.4° x 6.3°