こちらの記事では、LI-COR(旧: Anemoment)社製小型軽量3次元超音波風速計「TriSonica Miniセンサ」の出力するデータの種類について説明します。

目次

1. はじめに
2. データ出力設定方法の確認
3. データ出力例
4. 各種データ出力
5. おわりに
6. お問い合わせ先
7. 関連記事

1. はじめに

Trisonica Miniは、気象観測に必要な風向、風速だけではなく、温度、気温、傾き等々、各種センサを組み合わせた気象観測のためのオールインワンセンサとなっています。そこで、本記事では、Trisonica Miniが出力する各種センサの測定データの種類について解説します。

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※製品のデザインや使用は予告なく変更になる場合がございます。ご了承ください。

2. データ出力設定方法の確認

前提として、Trisonica Miniでどの種類のデータを取得するかについては、「Trisonica User App」というLI-CORのWebサイトにて配布しているWindowsアプリケーションを利用する必要があります。下図参照。

 

3. データ出力例

先ほどのデータ出力設定で取得したデータの一例です。下図のようなテキストデータが取得されます。

4. 各種データ出力

　各種データ出力の解説を次の表にまとめます。

Item	Trisoni User App 表示	タグシンボル	日本語説明	単位
1	3D Wind Speed	S	三次元の風速	m/s
2	2D Wind Speed	S2	水平方向の風速
3	Horizontal Wind Direction	D	水平方向の風向	Degrees
4	Vertical Wind Direction	DV	垂直方向の風向
5	U Axis	U	風速のU軸成分	m/s
6	V Axis	V	風速のV軸成分
7	W Axis	W	風速のW軸成分
8	Sonic Temp	T	音速から測定した温度	℃
9	Speed of Sound	C	音速	m/s
10	Humidity	H	相対湿度	%
11	Dew Point	DP	露点	℃
12	Pressure	P	気圧	hPa
13	Air Density	AD	空気密度	kg/m3
14	Pich	PI	ピッチ角	Degrees
15	Roll	RO	ロール角
16	Magnetic Heading	MD	磁方位
17	True Heading	TD	真方位

 

5. おわりに

上記のように「TriSonica Miniセンサ」1台で様々な気象データの取得が可能です。

ご不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせください。

 

6. お問い合わせ先

ご不明な点がありましたら以下フォームにご記入ください。

 

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