【宇宙向け高精度ベアリング】ADR社

2023/04/20

＜目　次＞
１　ADR社とは
２　採用実績
３　何故ADR社のボールベアリングなのか？
４　製品ラインナップ
５　お問い合わせ

＜ADR社とは＞

1930年に設立されたADR社は宇宙と航空・防衛に特化した高精度ボールベアリングとアクチュエータのリーディングカンパニーです。その高性能なベアリングは世界中で幅広く評価され、宇宙と防衛の両市場で多くの実績がございます。約100年の歴史を持つADR社製ベアリングは、加工内径わずか1mmから薄肉の外径330mmのものまで取り扱っています。国内メーカーでは取り扱いのない、薄型ボールベアリングは、高い技術力を駆使し、徹底的に管理されたクリーンルーム内で製造されています。ADR社は非常に精密な設計と質の高い加工技術により、国内外問わず高信頼性のカスタムボールベアリングメーカーとして高い評価を受けています。

＜採用実績＞

ADR社は宇宙産業において、衛星及びロケットプロジェクトにおける50年以上の実績を持ち、ESAのほとんどのミッションに携わるサプライヤーです。

搭載実績製品

宇宙産業

-SADM(ソーラーアレイ駆動機構)

-モーメンタム・ホイール

-LOX＆NOXバルブ

-コントロール・モーメント・ジャイロ

-アンテナ・ポインティング・システム

-フィルター＆グレーティングホイール

防衛/セキュリティー産業

-電子光学システム(陸、海、空)

-航空機搭載用オプトロニックペイロード

-DIRCM(指向性赤外線対抗装置)

-ミサイル追尾装置

-レーダー

航空産業

-電気機械アクチュエータ

-エンジンフィッティング

-空調システム

-着陸装置

-飛行計測＆制御

＜何故ADR社のボールベアリングなのか？＞

1960年代より薄肉ベアリングの製造技術開発を進め、大きく、薄い製品が完成しました。トルク摩擦が低く、回転精度が高いのが特徴で、組み込まれた製品は今以上に滑らかに、振動が少ないものになります。また、1938年より設計・製造・販売を開始した高信頼性ベアリングは内径わずか１mmのベアリングより製造可能です。

・薄型ボールベアリング

国内では生産されていない薄型ボールベアリングでは多数の実績がございます。宇宙仕様に特化した、薄型のボールベアリングは全ての製造工程が厳格に管理されたクリーンルーム内で行われるからこそ生み出せるクオリティの製品です。

・高性能/高信頼性

ADR社製ボールベアリングは、材質の制限も多く特に製造が難しいといわれる宇宙での使用に対応したベアリングとなっております。長年極限環境用製品の供給にて構築された実績と、信頼を持つADR社製ベアリングは、お客様のプロジェクト要求に合わせカスタムメイド設計によって提供されます。

・欧州での実績多数

ヨーロッパ宇宙機関ESAでの50年以上にわたる採用実績がございます。重要な衛星・ロケットプロジェクトに多数採用され、今日まで不具合を発生させることなく高性能ベアリングを提供し続けています。

・オーダーメイド

ADR社では仕様書ベースのオーダーメイドベアリングを提供しています。長年のノウハウと洗練されたシステムにより、要求の寿命/使用環境に合わせた重量や素材を甘味し設計された製品を製造致します。宇宙仕様に特化した特殊素材や潤滑剤の種類もお選び頂けます。また、ADRでは1ミクロン単位で加工可能な機械を導入しています。

選択可能箇所：ボール/軸/内・外素材/潤滑剤等　　

*詳しい取り扱い素材に関しては、お問い合わせより御質問お願いいたします。