ドローンユーザー向け!LI-COR(旧: Anemoment)社製風速計「TriSonicaセンサ」の適切な取り付け位置について

こちらの記事では、LI-COR(旧: Anemoment)社製3次元超音波風速計『TriSonica Mini』や『TriSonica Sphere』をドローンに取り付けたい方へ、適切な搭載位置をご説明いたします。
はじめに
正確な測定のための大事なポイント3つ
おすすめの取り付け位置・方法
まとめ
関連記事
お問い合わせ先
2020年より弊社にて取扱いを開始したAnemoment社(現: LI-COR社)製風速計は、小型・軽量・低消費電力 という点から多くのドローンユーザー様からの引き合いをいただいております。感謝申し上げます。
今回はよくご質問をいただく、適切な取り付け位置について説明いたします。
もちろん正解は1つではなく、想定されている使用目的や、搭載するドローンの特徴によって最適な位置は異なります。
あくまでも参考情報として目を通していただければ幸いです。
LI-COR社製TriSonicaセンサの詳細は以下をご参照ください。

①出来る限りセンサを機体から離す
―ブレード直径の1.5倍以上の距離を推奨します。
②ドローンの影響を受けないように配置する
―マルチコプターの中心上部もしくはドローンの左右の離れた場所を推奨します。
③計測するときはホバリングする
―サンプリングの前に数秒間ホバリングしてデータを取得することでより正確な風速計測が可能となります。


干渉を受けづらい位置は、機体の特徴やプロペラのサイズ、回転速度によって異なります。
以下の方法などで最適な位置を調べます。
例)
・煙や霧などを用いた風洞でそのドローンの特徴を可視化
・風速計を使用しドローンから様々な距離で気流を計測
・コンピュータを使用した流体動力学モデリング
メーカー推奨としては、少なくともプロペラ直径の1.5倍の距離は離す必要があります。
上方の場合は機体のプロペラの高さから、左右の場合はプロペラの外径から1.5倍の距離を離します。

本記事で紹介しました搭載方法を参考に是非ドローンへ搭載・活用していただければ幸いです。
ご不明な点がありましたらお気軽に以下のフォームよりお問い合わせください。
・【比較】LI-COR(旧: Anemoment)社製3次元超音波風速計のフラットタイプ・パイプマウントタイプの違い
・【超小型・超軽量3D風速計】 LI-COR(旧: Anemoment)社製オールインワン天候センサのアプリケーション提案
・【新製品情報】風速の3次元計測を精度良く!TriSonica Sphere Wind Flux Sensorのご紹介
・【2製品比較】超音波風速計 「TriSonica Mini(既存製品)」 VS. 「TriSonica Sphere(新製品)」 選ぶポイントを解説!
・大好評!LI-COR(旧: Anemoment)社製 風速計 "TriSonica Mini" の魅力とは
・【2製品比較】LI-COR(旧: Anemoment)社製超音波風速計 「TriSonica Mini(既存製品)」 VS. 「TriSonica Sphere(新製品)」 ―縦方向の風速計測について―
仕組み解説:
・【仕組みを徹底解説】3次元超音波風速計TriSonica Mini Wind and Weather Sensorの測定原理
製品活用:
・【検証】超小型軽量 音波風速計「TriSonica Mini Wind and Weather Sensor」はRaspberry Pi(ラズパイ)に繋ぐことができるのか?〈画像で詳しく解説!〉
・LI-COR(旧: Anemoment)社製小型風速計 専用GUIを利用したログの取得は可能か?~データの保存方法について~
・LI-COR(旧: Anemoment)社製 3次元超音波風速計で取得可能なデータの種類を徹底解説!
よくある質問集:
・【Q&A】LI-COR(旧: Anemoment)社超音波風速計 よくある質問集
目次
はじめに
正確な測定のための大事なポイント3つ
おすすめの取り付け位置・方法
まとめ
関連記事
お問い合わせ先
はじめに
2020年より弊社にて取扱いを開始したAnemoment社(現: LI-COR社)製風速計は、小型・軽量・低消費電力 という点から多くのドローンユーザー様からの引き合いをいただいております。感謝申し上げます。
今回はよくご質問をいただく、適切な取り付け位置について説明いたします。
もちろん正解は1つではなく、想定されている使用目的や、搭載するドローンの特徴によって最適な位置は異なります。
あくまでも参考情報として目を通していただければ幸いです。
LI-COR社製TriSonicaセンサの詳細は以下をご参照ください。

正確な測定のための大事なポイント3つ
①出来る限りセンサを機体から離す
―ブレード直径の1.5倍以上の距離を推奨します。
②ドローンの影響を受けないように配置する
―マルチコプターの中心上部もしくはドローンの左右の離れた場所を推奨します。
③計測するときはホバリングする
―サンプリングの前に数秒間ホバリングしてデータを取得することでより正確な風速計測が可能となります。
おすすめの取り付け位置・方法
パイプ選び
センサを取り付けるパイプはカーボンファイバチューブの様な 軽い、振動に強い、ドローンのバランスを保つことのできるものを選びます。また、センサが機体の移動や機体自体から発生する気流ではなく、周囲の風をキャッチできるような位置に配置できるようパイプを設置する必要があります。固定翼の場合
機体の先端に取り付けることを推奨します。
マルチコプターの場合
プロペラからの風を受けないよう、プロペラの中心上部または機体の左右に取り付けることを推奨します。
ドローンからの距離
ドローンにより発生する気流の干渉を受けづらい位置に取り付ける必要があります。干渉を受けづらい位置は、機体の特徴やプロペラのサイズ、回転速度によって異なります。
以下の方法などで最適な位置を調べます。
例)
・煙や霧などを用いた風洞でそのドローンの特徴を可視化
・風速計を使用しドローンから様々な距離で気流を計測
・コンピュータを使用した流体動力学モデリング
メーカー推奨としては、少なくともプロペラ直径の1.5倍の距離は離す必要があります。
上方の場合は機体のプロペラの高さから、左右の場合はプロペラの外径から1.5倍の距離を離します。

まとめ
小型・軽量・低消費電力なLI-COR社製風速計は、多くのドローンユーザー様からご採用いただいております。本記事で紹介しました搭載方法を参考に是非ドローンへ搭載・活用していただければ幸いです。
ご不明な点がありましたらお気軽に以下のフォームよりお問い合わせください。
関連記事
製品紹介:・【比較】LI-COR(旧: Anemoment)社製3次元超音波風速計のフラットタイプ・パイプマウントタイプの違い
・【超小型・超軽量3D風速計】 LI-COR(旧: Anemoment)社製オールインワン天候センサのアプリケーション提案
・【新製品情報】風速の3次元計測を精度良く!TriSonica Sphere Wind Flux Sensorのご紹介
・【2製品比較】超音波風速計 「TriSonica Mini(既存製品)」 VS. 「TriSonica Sphere(新製品)」 選ぶポイントを解説!
・大好評!LI-COR(旧: Anemoment)社製 風速計 "TriSonica Mini" の魅力とは
・【2製品比較】LI-COR(旧: Anemoment)社製超音波風速計 「TriSonica Mini(既存製品)」 VS. 「TriSonica Sphere(新製品)」 ―縦方向の風速計測について―
仕組み解説:
・【仕組みを徹底解説】3次元超音波風速計TriSonica Mini Wind and Weather Sensorの測定原理
製品活用:
・【検証】超小型軽量 音波風速計「TriSonica Mini Wind and Weather Sensor」はRaspberry Pi(ラズパイ)に繋ぐことができるのか?〈画像で詳しく解説!〉
・LI-COR(旧: Anemoment)社製小型風速計 専用GUIを利用したログの取得は可能か?~データの保存方法について~
・LI-COR(旧: Anemoment)社製 3次元超音波風速計で取得可能なデータの種類を徹底解説!
よくある質問集:
・【Q&A】LI-COR(旧: Anemoment)社超音波風速計 よくある質問集
問い合わせ先
ご不明な点がありましたら以下フォームにご記入ください。
製品担当:プロダクト事業推進本部 土渕
TEL: 03-6368-5978(ダイヤルイン)
※上記電話番号はダイヤルインのため、担当者が対応できない場合もございます。
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