【Q&A】LI-COR(旧: Anemoment)社超音波風速計 よくある質問集
このページでは、3次元超音波風速計LI-COR(旧: Anemoment)社製品に関してお客様よりご質問いただく内容をまとめました。
下記リストに記載がない場合には、弊社までお問い合わせいただければ幸いです。
製品情報
活用方法
購入関連
関連記事
問い合わせ先
世界最小最軽量サイズの3次元超音波風速計はAnemoment社の最高技術責任者であるStephen Osbornの20年を超える経験とSyncroness社※1の革新的な製品開発アプローチを組み合わせて開発されました。
※1 Denver Metro Chamber of Commerce 2016スモールビジネスオブザイヤーの受賞者
詳細はこちらをご参照ください。
こちらにて詳細を解説しておりますのでご参照ください。
また、2022年にリリースされた新製品「TriSonica Sphere Wind Flux Sensor」は鉛直方向の風速計測の精度が大きく改善され、±60°までの風をキャッチすることができます。製品の詳細はこちらをご参照ください。
また、本センサはサーマルチャンバーで試験されており、-50℃~40℃の温度変化試験を行っております。
内部の部品は72℃に耐える選定をしていますが、65℃以上での動作実績はありません。
湿度に関しては豪雨・降雪の水濡れ環境で使用可能です。音波のトランスデューサー間のパスが遮断されますが、内部の電気回路は問題なく動作します。湿度センサはセンサ内部に入っておりますが、このセンサのための換気口はGore-Texで保護されています。
このようにTriSonicaは高い耐環境性能を有しておりますが、極端な高温から低温への変化があった場合には内部結露が発生しうるため湿度センサの読み取り値が100%を超える場合があります。
詳細は以下記事をご参照ください。
また、マルチローターのドローンに搭載する場合は以下の記事をご参照ください。
ただし、その他のOSでもセンサ自体をご使用いただくことは可能です(センサの通信はRS232Cを利用しています)。
パネルとバッテリーパックが最低12Vを生成する限り、ソーラーパネルを介してTriSonica Miniに電力を供給することができます。
この場所の通気が悪いと誤差が大きくなりますので、塞がないようにご注意ください。
※製品のデザインや仕様は予告なく変更になる場合がございます。ご了承ください。
製品紹介:
・LI-COR(旧: Anemoment)社製3次元超音波風速計 「TriSonica Mini」の測定原理・仕組みとは
・LI-COR(旧: Anemoment)社製3次元超音波風速計 「TriSonica Mini Wind and Weather Sensor」とは
・LI-COR(旧: Anemoment)社製3次元超音波風速計 「TriSonica Mini」のアプリケーション提案
・LI-COR(旧: Anemoment)社製3次元超音波風速計 「TriSonica Mini」の魅力とは
・LI-COR(旧: Anemoment)社製3次元超音波風速計 「TriSonica Mini」フラットタイプ・パイプマウントタイプの違い
新製品情報:
・LI-COR(旧: Anemoment)社製3次元超音波風速計 新製品「TriSonica Sphere Wind Flux Sensor」の特徴
・LI-COR(旧: Anemoment)社製3次元超音波風速計 既存製品「TriSonica Mini」 VS. 新製品「TriSonica Sphere」 選ぶポイントを解説
・LI-COR(旧: Anemoment)社製3次元超音波風速計 既存製品「TriSonica Mini」 VS. 新製品「TriSonica Sphere」縦方向の風速計測を比較
製品活用:
・LI-COR(旧: Anemoment)社製3次元超音波風速計 「TriSonica Mini」はRaspberry Pi(ラズパイ)に繋ぐことができるのか?
・LI-COR(旧: Anemoment)社製3次元超音波風速計 「TriSonica Mini」&「TriSonica Sphere」のドローンへの適切な取付位置について
・LI-COR(旧: Anemoment)社製3次元超音波風速計 データの保存方法について
下記リストに記載がない場合には、弊社までお問い合わせいただければ幸いです。
<<目次>>
会社概要製品情報
活用方法
購入関連
関連記事
問い合わせ先
<<会社概要>>
・Anemoment社(現: LI-COR社)はどんな会社ですか?
Anemoment社はアメリカ(コロラド)に拠点を置く、気象測器に特化したメーカーです。世界最小最軽量サイズの3次元超音波風速計はAnemoment社の最高技術責任者であるStephen Osbornの20年を超える経験とSyncroness社※1の革新的な製品開発アプローチを組み合わせて開発されました。
※1 Denver Metro Chamber of Commerce 2016スモールビジネスオブザイヤーの受賞者
詳細はこちらをご参照ください。
<<製品情報>>
・TriSonica Mini Wind and Weather Sensorはどのような仕組みで計測しているのですか?
測定の方式はTOF(Time-of-Flight)での計測です。こちらにて詳細を解説しておりますのでご参照ください。
・垂直方向からの風は測定できるのですか?
3次元での出力は可能ですが、垂直方向の風速については構造上、上下方向の気流を通せないため精度の限界があります。メーカー推奨では、±15°までは垂直方向の風速も精度良く測定ができます。また、2022年にリリースされた新製品「TriSonica Sphere Wind Flux Sensor」は鉛直方向の風速計測の精度が大きく改善され、±60°までの風をキャッチすることができます。製品の詳細はこちらをご参照ください。
・Roll, Pitch, Yawの測定はできますか?
はい、測定可能です。TriSonica MiniにはコンパスとIMUが内蔵されております。・センサが傾いている時も正確に測定することはできますか?
前項の通りセンサ内部にIMUが内蔵されておりますので、傾きの補正をお客様で行っていただく必要がありますが、測定可能です。UAVへの搭載にも最適です。・センサは何でできていますか?
DuPont™Zytel®ナイロン樹脂で構成されています。 Zytel 80G33HS1Lは、優れた耐衝撃性、高い機械的強度、剛性、および極端な温度性能が要求される要求の厳しいアプリケーション向けに設計された33%ガラス繊維強化熱安定化ポリアミド66樹脂です。・センサの耐環境性(耐温度・耐湿度)について
カーボンファイバー入りのナイロンで構成されており、耐環境性を有しております。また、本センサはサーマルチャンバーで試験されており、-50℃~40℃の温度変化試験を行っております。
内部の部品は72℃に耐える選定をしていますが、65℃以上での動作実績はありません。
湿度に関しては豪雨・降雪の水濡れ環境で使用可能です。音波のトランスデューサー間のパスが遮断されますが、内部の電気回路は問題なく動作します。湿度センサはセンサ内部に入っておりますが、このセンサのための換気口はGore-Texで保護されています。
このようにTriSonicaは高い耐環境性能を有しておりますが、極端な高温から低温への変化があった場合には内部結露が発生しうるため湿度センサの読み取り値が100%を超える場合があります。
・TriSonicaのデータ出力はどのような形式ですか?
シリアルインターフェースによるデータ出力となります。アクセサリとして販売しているUSB-Serial変換モジュールを使うと、PCではCOMポートとして認識されます。データの出力形式はASCIIの文字列となって可読性があります。データをファイルに保存する場合には一般的なターミナルソフトウェアをお使いいただけます(ターミナルソフトの例:”TeraTerm”)。・どのような配線にしたら良いですか?
こちらの動画をご参照ください。・TriSonica MiniのUSB接続は可能ですか?
アクセサリのUSB 232 インターフェースアダプタはTriSonica MiniおよびTriSonica SphereからのRS-232信号をUSB接続に変換・TriSonica Miniへの電源供給の機能を有しており、こちらをお使いいただければ簡単にUSB接続ができます。<<活用方法>>
・LI-COR(旧: Anemoment)社3次元超音波風速計はどのような場面で使用されていますか?
気象観測、環境計測、ドローンなど屋内外問わず幅広い場面で活躍します。詳細は以下記事をご参照ください。
・最適な取付位置について教えてください。
気象センサとしてTriSonica Miniをご利用いただく場合、地面から上方3m~10m離れた場所に設置することをお勧めします。また、マルチローターのドローンに搭載する場合は以下の記事をご参照ください。
・最小のシステム要求は何ですか?
TriSonica Miniを使用するにはWindows7より新しいOSのパーソナルコンピューターが必要です。無償提供のグラフィカルユーザーインターフェースを使うには、32bitのWindows7より新しいOSを搭載したパソコンが必要です。ただし、その他のOSでもセンサ自体をご使用いただくことは可能です(センサの通信はRS232Cを利用しています)。
・太陽光パネルでも動かせますか?
TriSonica Miniは5V~32Vの入力電圧で動作し、動作には約320mWが必要です。パネルとバッテリーパックが最低12Vを生成する限り、ソーラーパネルを介してTriSonica Miniに電力を供給することができます。
・ユーザーマニュアルはありますか?
こちらよりダウンロードが可能です。・気温と湿度、気圧の値がおかしいです。
Trisonica Miniセンサ本体の下面に防水膜のついている換気口があります。この場所の通気が悪いと誤差が大きくなりますので、塞がないようにご注意ください。
<<購入関連>>
・製品価格はいくらでしょうか?
センサやアクセサリに種類がございます。想定されているご使用目的や方法により最適なアイテムを選定させていただきますのでお気軽にお問い合わせください。※製品のデザインや仕様は予告なく変更になる場合がございます。ご了承ください。
<<関連記事>>
関連するメディア記事はこちらをご参照ください。製品紹介:
・LI-COR(旧: Anemoment)社製3次元超音波風速計 「TriSonica Mini」の測定原理・仕組みとは
・LI-COR(旧: Anemoment)社製3次元超音波風速計 「TriSonica Mini Wind and Weather Sensor」とは
・LI-COR(旧: Anemoment)社製3次元超音波風速計 「TriSonica Mini」のアプリケーション提案
・LI-COR(旧: Anemoment)社製3次元超音波風速計 「TriSonica Mini」の魅力とは
・LI-COR(旧: Anemoment)社製3次元超音波風速計 「TriSonica Mini」フラットタイプ・パイプマウントタイプの違い
新製品情報:
・LI-COR(旧: Anemoment)社製3次元超音波風速計 新製品「TriSonica Sphere Wind Flux Sensor」の特徴
・LI-COR(旧: Anemoment)社製3次元超音波風速計 既存製品「TriSonica Mini」 VS. 新製品「TriSonica Sphere」 選ぶポイントを解説
・LI-COR(旧: Anemoment)社製3次元超音波風速計 既存製品「TriSonica Mini」 VS. 新製品「TriSonica Sphere」縦方向の風速計測を比較
製品活用:
・LI-COR(旧: Anemoment)社製3次元超音波風速計 「TriSonica Mini」はRaspberry Pi(ラズパイ)に繋ぐことができるのか?
・LI-COR(旧: Anemoment)社製3次元超音波風速計 「TriSonica Mini」&「TriSonica Sphere」のドローンへの適切な取付位置について
・LI-COR(旧: Anemoment)社製3次元超音波風速計 データの保存方法について