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LI-COR(旧: Anemoment)社製風速計「TriSonicaセンサ」のキャリブレーションについて

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LI-COR(旧: Anemoment)社製風速計「TriSonicaセンサ」のキャリブレーションについて
こちらの記事では、LI-COR(旧: Anemoment)社製風速計「TriSonicaセンサ」のキャリブレーションについて解説しております。TriSonicaセンサの詳細については、以下をご参照ください。



<TriSonicaセンサの風速のキャリブレーション要否>

Anemoment社製TriSonica Mini および TriSonica Sphereはメーカー出荷時にキャリブレーションを行っているため、基本的に数年程度でキャリブレーションが必要になることはありません。

TriSonicaセンサは、4つ配置されているトランスデューサー間の音波の速さの変化から正確な3次元の風速データを取得しています(センサの測定原理・仕組みについてはこちら)。つまり、キャリブレーション時に最も重要なことは「トランスデューサー間の正確な距離」を測ることです。メーカー出荷時には正確な距離を測定するために、以下の様なキャリブレーションを行っています。


センサを無風の状態(狭小の箱に閉じ込めるなど)に置きます。




チャンバーの状態が落ち着くまで時間を空けたのち、ソフトウェアが正確なトランスデューサー間の距離をミクロンレベルで計算します。




②で計算された距離の値は校正値としてセンサに保存されます。
※センサの取り付け時などに物理的な力が加えられ、歪みが起きた場合は、トランスデューサー間の距離がわずかに変わっていることがあります。その際は、キャリブレーションコマンドを使用し再度キャリブレーションをする必要があります。キャリブレーションの方法は以下をご参照ください。


<TriSonicaセンサのキャリブレーション方法>

①TriSonicaセンサをGUIに繋ぐ

センサが繋がれていることを確認してください。スタートアップ手順については以下をご参照ください。





②センサを無風の状態に置く

吸音材付きの小さな箱に入れることが理想ですが、タオルでも代用可能です。
写真のようにしっかりとタオルでセンサをくるんでください。



③GUIにコマンドを入力

くるまれた状態のセンサの温度・湿度の情報をGUI上で入力することで、
センサは正確なトランスデューサー間の距離を測定し、データの精度を改善します。

GUI上でコマンドを打ちます。

“calibrate<temp> [<rh>]”

<temp>には摂氏温度を、<rh>には相対湿度を入力してください。
(湿度が不明な場合は、50%程度が妥当です。)


入力後、10秒程度でキャリブレーションが完了します。
最後に"nvwrite"を入力することで、新しいキャリブレーション値が保存されます。


上記のようにTriSonicaセンサはご自身で簡単にキャリブレーションが可能です。
ご不明な点がありましたら以下の問い合わせフォームよりお問い合わせください。

お問い合わせ先

ご不明な点がありましたら以下フォームにご記入ください。


製品担当:プロダクト事業推進本部 土渕
TEL: 03-6368-5978(ダイヤルイン)
※上記電話番号はダイヤルインのため、担当者が対応できない場合もございます。

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