【Terabee】自動人数カウントセンサ(人感センサ)の技術比較

株式会社ジェピコでは、Terabee社の製品を取り扱っています。
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How People Counter Sensors Work? People Counters Comparison
はじめに
近年、自動人数カウントセンサ(人感センサ)の注目度が高まっており、費用対効果の高いソリューションとしてオフィスや企業での採用が増えています。
自動人数カウントセンサ(人感センサ)は、その名の通り、人の出入りに関するデータを収集することができます。このデータにより、従業員や訪問者の行動を把握できるだけでなく、セキュリティ対策にも活用できます。また、様々なビジネス環境において重要業績評価指標(KPI)を精査する中で、多様なニーズを満たすために異なる技術を用いた人数カウントセンサが登場しています。
この記事では、センサ技術の基本を比較し、それぞれの仕組みや特長について詳しく解説します。
光学式 人数カウントセンサ:CCTVとステレオビジョン
クローズド・サーキット・テレビ(CCTV)は、最も一般的な人数カウント技術の一つで、主にセキュリティ目的で使用されています。たとえば、小売業では犯罪を抑止し、犯罪行為の視覚的証拠を提供するためにCCTVが活用されています。
しかし、ビデオ解析やオンボードコンピュータビジョンが登場する以前は、CCTVを使った人数カウントは手作業で行われており、多くの時間を要していました。現在では、CCTVよりも高価な視覚光学やシミュレートされたステレオビジョンが、機械学習を用いて自動顔認識や物体検出に利用されています。
ただし、これらの人数カウントシステムには匿名性がないという欠点があります。セキュリティ用途が主な目的である一方、プライバシーに対する懸念が高まっているため、この技術には課題もあります。また、低照度や影などの環境要因によって精度が影響を受け、計数エラーが発生しやすいことも課題です。
WiFiを用いた人数カウントセンサ: 信号追跡
WiFiプローブ要求の追跡は、人をカウントする高度な方法の一つです。推定によれば、世界中に69億2,000万人のスマートフォンユーザーがおり、各デバイスは固有のメディアアクセス制御(MAC)アドレスを持っています。WiFi対応デバイスは、プローブ要求という形でMACアドレスをブロードキャストします。これらの信号をインターネットルーターが取得し、信号強度に基づいてデバイスの位置を三角測量することで人の流れを把握できます。
しかし、WiFiを用いた人数カウントには以下の課題があります:
- 全ての人がWiFi対応デバイスを携帯しているわけではない。
- 他の技術に比べて位置精度が劣る。
- 同意なくデバイスを追跡するため、プライバシー配慮に欠ける。
赤外線を利用した人数カウントセンサ:ToFセンサ
Time-of-Flight(ToF)技術を用いた赤外線センサは、高精度かつプライバシーを保護する優れたソリューションを提供します。ToFセンサは、光が物体に当たって反射し戻るまでの時間を計測し、人々の動きをリアルタイムで監視します。従来の赤外線エミッターには、物体の誤検出や複数の物体を明確に区別できないといった課題がありました。Terabee社の人数カウントセンサは、これらの問題を解決するために設計され、高度なフィルタリング技術によって精度を向上させています。
正確で匿名性の高いTerabeeの人数カウントソリューション
ToF技術を利用することで、プライバシーや個人データを侵害することなく人をカウントできます。Terabeeの人数カウントセンサはカメラを搭載していないため、顔の認識や個人の動きの追跡が行われません。より詳しい製品情報をご希望の方は、下記のフォームよりお気軽にお問い合わせください。
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E-mail:jepico_HSP@jepico.co.jp
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