EtherCAT通信|マスターソフトウェア"EC-Win"とは
＜目次＞
1. はじめに
2. EC-Winの特徴
3. まとめ
現在、世界中で広がりを見せている産業用Ethernet規格の一つにEtherCATがあります。EtherCATは2003年にドイツのベッコフオートメーションにより開発されたリアルタイムイーサネットフィールドバスとなり、その後 EtherCAT協会（ETG：EtherCAT Technology Group）によりオープンバス化されました。ETG加盟企業は5000社を超え欧米を中心に採用が進んでいます。日本においても2006年にトヨタが自社生産工場での採用をアナウンスするなど近年 急激に需要が増えている状況です。
アジア圏では、中国・台湾・日本の順で採用数が多く、こちらも年々増加傾向にあります。
そんな注目されているEtherCATですが、本記事ではドイツのacontis社が提供するEtherCAT用 マスターソフトウェア(ミドルウェア) "EC-Win"の特長に関して紹介します。
海外では、初期費用・維持費を含めコストが抑えられるという観点からPLC制御は減少傾向にあり、PC制御へとシフトしています。acontisは、SoCやFPGAへ組み込む際にお客様のプラットフォームに合わせてミドルウェアとして提供するEC-Masterの他に、EC-Winという製品がございます。こちらは、PC（Windowsベース）での制御をお考えのお客様へ最適なソリューションです。EtherCATを使用する際、通常リアルタイムOSが必要となりますが、EC-WinはEC-MasterとRuntime費用がフリーのOn Time社/RTOS-32と呼ばれるリアルタイムOSをバンドルした形で提供します。ユーザーはリアルタイムOSのRuntime費用を負担する必要が無く、コストパフォーマンスを活かしつつ、PCをマスターとして使用することが可能になります。
EC-Masterの詳細はこちら
さらに、このEC-WinとスレーブのコンフィグレーションツールEC-Engineerを組み合わせることにより、マスタ機能とコンフィグレーション機能の全てをPC上で完結させることが可能となります。
コンフィグレーションツールEC-Engineerの詳細はこちら
【リアルタイムオペレーティングプラットフォーム】
・インテグレートされたハイパーバイザー：Windowsとリアルタイム部分（オペレーティングシステム）は、個別かつ安全に実行されるため、Windows上のシステムエラーが発生した場合にも影響は受けません。
・高速高精度なシステムナノタイマー（10ナノ以下）、割込み同期は25kHzまで実現可能。
・Windowsとリアルタイム部分の両方または片方に、複数のCPUコアを使用可能。
・Windowsとリアルタイム部分の間に仮想TCP/IPネットワークの構築可能なため、EtherCATの診断機能を完全に活用可能。
・Microsoft Vidual Studioの快適な開発環境の使用が可能です。Ethernetを介したリモートデバッグ作業も可能。
【世界各国での幅広い分野での採用実績】
EtherCATは元々産業の自動化を図ろうと、産業用ネットワークとして誕生しました。
しかし現在では、医療や航空宇宙市場など幅広い分野でEtherCATが採用されています。acontisの提供するマスタースタックは、スレーブのConformance Testのマスター側として採用されているため、非常に接続性が高いという特徴がございます。
また各分野の主力ベンダーによる採用実績があり、安心してご使用いただけます。
～採用事例～
・モーションコントローラ
・PLCコントローラ
・サイクルタイム20kHz程度までのリアルタイム計測機 等々
EC-Win資料はこちら
acontisメーカーHPはこちらよりご確認いただけます。
ご質問等ございましたら、お気軽にお問合せください。
担当者：小池 03-6362-0704（ダイヤルイン）
上記電話番号はダイヤルインのため、担当者が対応できない場合もございます。
担当者不在の場合には、お手数ですがお問合せフォームよりお願いいたします。
1. はじめに
2. EC-Winの特徴
3. まとめ
現在、世界中で広がりを見せている産業用Ethernet規格の一つにEtherCATがあります。EtherCATは2003年にドイツのベッコフオートメーションにより開発されたリアルタイムイーサネットフィールドバスとなり、その後 EtherCAT協会（ETG：EtherCAT Technology Group）によりオープンバス化されました。ETG加盟企業は5000社を超え欧米を中心に採用が進んでいます。日本においても2006年にトヨタが自社生産工場での採用をアナウンスするなど近年 急激に需要が増えている状況です。
アジア圏では、中国・台湾・日本の順で採用数が多く、こちらも年々増加傾向にあります。
そんな注目されているEtherCATですが、本記事ではドイツのacontis社が提供するEtherCAT用 マスターソフトウェア(ミドルウェア) "EC-Win"の特長に関して紹介します。
海外では、初期費用・維持費を含めコストが抑えられるという観点からPLC制御は減少傾向にあり、PC制御へとシフトしています。acontisは、SoCやFPGAへ組み込む際にお客様のプラットフォームに合わせてミドルウェアとして提供するEC-Masterの他に、EC-Winという製品がございます。こちらは、PC（Windowsベース）での制御をお考えのお客様へ最適なソリューションです。EtherCATを使用する際、通常リアルタイムOSが必要となりますが、EC-WinはEC-MasterとRuntime費用がフリーのOn Time社/RTOS-32と呼ばれるリアルタイムOSをバンドルした形で提供します。ユーザーはリアルタイムOSのRuntime費用を負担する必要が無く、コストパフォーマンスを活かしつつ、PCをマスターとして使用することが可能になります。
EC-Masterの詳細はこちら
さらに、このEC-WinとスレーブのコンフィグレーションツールEC-Engineerを組み合わせることにより、マスタ機能とコンフィグレーション機能の全てをPC上で完結させることが可能となります。
コンフィグレーションツールEC-Engineerの詳細はこちら
【リアルタイムオペレーティングプラットフォーム】
・インテグレートされたハイパーバイザー：Windowsとリアルタイム部分（オペレーティングシステム）は、個別かつ安全に実行されるため、Windows上のシステムエラーが発生した場合にも影響は受けません。
・高速高精度なシステムナノタイマー（10ナノ以下）、割込み同期は25kHzまで実現可能。
・Windowsとリアルタイム部分の両方または片方に、複数のCPUコアを使用可能。
・Windowsとリアルタイム部分の間に仮想TCP/IPネットワークの構築可能なため、EtherCATの診断機能を完全に活用可能。
・Microsoft Vidual Studioの快適な開発環境の使用が可能です。Ethernetを介したリモートデバッグ作業も可能。
【世界各国での幅広い分野での採用実績】
EtherCATは元々産業の自動化を図ろうと、産業用ネットワークとして誕生しました。
しかし現在では、医療や航空宇宙市場など幅広い分野でEtherCATが採用されています。acontisの提供するマスタースタックは、スレーブのConformance Testのマスター側として採用されているため、非常に接続性が高いという特徴がございます。
また各分野の主力ベンダーによる採用実績があり、安心してご使用いただけます。
～採用事例～
・モーションコントローラ
・PLCコントローラ
・サイクルタイム20kHz程度までのリアルタイム計測機 等々
3. まとめ
本記事でご紹介した、EC-Winはマスターを自社でご開発されるお客様、特にPC制御をお考えのお客様へオススメの製品です。acontisは半導体装置メーカーのみならず、ロボットや工作機械メーカー等での幅広い市場での採用事例があります。またスレーブのConformance Testを行う際のマスター側としても採用されてますので、接続性も非常に高く安心してご使用いただけます。評価版の無償提供も行っており、評価版である程度の環境構築を行いそのまま製品版へシフト可能な点も大変好評をいただいております。
ご不明点/ご質問等ございましたら、お気軽にお問合せください！
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acontisメーカーHPはこちらよりご確認いただけます。
ご質問等ございましたら、お気軽にお問合せください。
担当者：小池 03-6362-0704（ダイヤルイン）
上記電話番号はダイヤルインのため、担当者が対応できない場合もございます。
担当者不在の場合には、お手数ですがお問合せフォームよりお願いいたします。
