【NDT(非破壊検査) X線検出器】X-Spectrum社 LAMBDA(ラムダ) のご紹介
■はじめに
株式会社ジェピコはドイツに本社をおくX-Spectrum社との協業を開始し、国内の研究機関・大学・研究者様への拡販を開始致しました。世界各国で導入が進む同社の検出器システムで、「より早く・より大きく・より正確に。」 皆様の研究をさらに加速いただけます。
本ページでは、X-Spectrum社の主力検出器「LAMBDA(ラムダ)」の「NDT (非破壊検査) での使用」についてご紹介いたします。
■LAMBDA X線検出器について
X-Spectrum社LAMBDAシステムは様々な特徴がありますが、その中でも選ばれている理由を記載致しました。
搭載チップMedipix3、世界最小55µmピクセルを誇る同社のシステムは高分解能・高速な検出器となっており、主な使用先としてシンクロトロンが挙げられます。
世界の科学者から評判を集めており、国内では理化学研究所様をはじめとするユーザに以下分野で使用されています。
・XPCS(X線光子相関分光法)
・Time-Resolved Measurements(時間分解測定)
・Ptychography(X線タイコグラフィー)
・SAXS(X線小角散乱)
・Diamond anvil cells and imaging(ダイアモンドアンビルセルイメージング)
■LAMBDA NDT(非破壊検査)市場
X線検出器 LAMBDA シリーズのメイン市場としてシンクロトロンが挙げられますが、本X線検出器はNDT(非破壊検査) 用のX線検出器としてもご使用いただくことが可能です。
〇ご使用例:
・バッテリー, 電子部品, PCBなどの製造工程に用いて、部品の欠損・欠陥の早期発見に役立ちます
・特に目視では発見することができない、小さい欠損やコンポーネント内部の欠損の発見に役立てることができます
〇ご使用方法:
・メソッド:X線CTスキャン
- 対象物に対して照射されたX線の計測
- 対象物 or 検出器を回転させ3Dデータの取得
〇分解能:
- ~10μm (高速スキャン時)
- < 1μm (低速スキャン時)
■LAMBDA X線検出器 NDT(非破壊検査) 使用事例
#1. 高速バッテリー - CTスキャン#2. 電子部品 - ナノCTスキャン
LAMBDA X線検出器による取得 3Dイメージ
■LAMBDA X線検出器 システム概要
ピクセルサイズ | 55 µm x 55 µm |
センサ種類 | Si, GaAs, CdTe |
チップ | Medipix3 読出チップ搭載 - 高速読出 |
ソフトウェア | C++Library, Python, 3rd party driver for Tango & EPICS |
エネルギーレンジ | 6-150+ keV X-ray energy |
■関連メディア
・世界の科学者から評判・実績のあるX線検出器を扱うX-Spectrum社の概要
・X-Spectrum社(エックス-スペクトラム) X線検出器 LAMBDA(ラムダ) のご紹介
・最先端X線検出器「LAMBDA(ラムダ)」が搭載可能な3種類のセンサについて
・現主力X線検出器「LAMBDA(ラムダ)」が「より早く・より正確」になる次世代検出器「SPARTA(スパルタ)」の特徴と開発状況をご案内します。
■お問い合わせ
【本製品に関するお問い合わせはこちらまで↓】 株式会社ジェピコ スペースコミュニケーション&マーケティンググループ
担当:齊藤、佐々木
Email: m_saito*jepico.co.jp t_sasaki*jepico.co.jp
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