【防衛市場向け】10G/40Gb VPX Ethernetスイッチ VX3920

2020/07/13

＜目次＞

1. はじめに
 2. VX3920の特徴
 3. 空冷式(SA Standard Air-Cooled 0℃～55℃)
4. 伝導冷却式(RC Rugged Conduction-Cooled -40℃～85℃)
5. まとめ
6. お問合せ

1. はじめに

ドイツに本社を置くKontronは組込みコンピューティング技術のグローバル・リーダーとして最先端かつ信頼性の高いハードウェア、ミドルウェア、サービスの統合された製品を提供しています。今回はVPXの接続規格をもつ製品について紹介していきます。その中でもフランス拠点で設計・製造を行っております3UのスイッチングボードVX3920を紹介していきます。

2. VX3920の特徴

VX3920は最大24×10GBase-KR Ethernetを備え、L2/L3においてノンブロッキング転送(*)を備えています。上記に加え、空冷式はオプションとしてQSFP+(4×10Gbもしくは1×40Gb)にも対応可能です。航空機等のアプリケーションにご提案可能です。I/Oは環境グレードにより多少異なりますので次項をご参照ください。

3. 空冷式(SA Standard Air-Cooled 0℃～55℃)

・バックプレーン
- 22×10GBase-KR
- 1×10/100/1000Base-T user configurable front panel or backplane.

・フロント
- 2×SFP+
- 2×RJ45
- 1×RJ11 (serial通信)

4. 伝導冷却式(RC Rugged Conduction-Cooled -40℃～85℃)

・バックプレーン
- 24×10Gb-KR/6×40Gb-KR4/22×10Gb-KR
- 1×10/100/1000Base-T

・フロント
- 伝導冷却式の場合はフロントI/Oがありませんので、代わりにリアトランジションモジュールをご利用いただくことが可能です。

(*)スイッチのすべてのポートにワイヤスピード(1ポートあたり最大パケット処理速度)でパケットが送られて来ても処理可能