AMBER次世代電子顕微鏡のご紹介

はじめに
株式会社ジェピコはドイツに本社をおくX-Spectrum社との協業を開始し、国内の研究機関・大学・研究者様への拡販を開始致しました。
本記事では、X線検出器「LAMBDA(ラムダ)」を提供する同社の次世代電子顕微鏡AMBER(アンバー)をご紹介致します。
LAMBDAシステム同様Medipix3チップを採用するAMBERは真空下での動作を目的にデザインされ、単独の電子検出に特化した仕様となっております。
導入使用例
・TEM (透過電子顕微鏡)
・STEM(走査型透過電子顕微鏡)
・電子回析・クライオ電子顕微鏡
AMBERシステムの特長
真空下での動作用にデザインされたAMBERは、複数の検出器サイズとマウントオプションがございます。また顕微鏡内にフレキシブルに設置可能なよう、複数のコンパクトなセンサにケーブルが取り付けられております。
検出器とスキャナーの同期をとるため、同システムは外部トリガーによる制御機能を有しています。GUIやAPIなど複数のソフトウェアに対応しており、様々な手段でシステムを制御できるように設計されています。
| センサ材 | Si(シリコン) | 
| ピクセルサイズ | 55 µm x 55 µm | 
| フレームレイト/秒 | 最大23000 fps(読み出しのデッドタイム無し) | 
| カウントレート | 8 x 107 cts/mm²/s (10%の線形偏差において) | 
| カウントレート | 最大2.5 x 108 cts/mm²/s | 
| ノイズ | Event counting – 高性能ノイズフリー | 
| 外部トリガー | 3.3 V TTL | 
| ソフトウェア I/F | TANGOやPythonなどのオープンソースH/Wライブラリ | 
*上記仕様は予告なく変更となる場合がございます、予めご了承ください、
AMBERシステムは30keVまたはそれ以上の単一電子に高感度です。この値未満では、センサ保護用のアルミニウム層が働き、検出性能が低下します。なお、低エネルギー電子検出用のセンサは現在開発中です。
選べるセンサ形状
AMBER 750K (Bottom Mounted)
・ピクセルサイズ:55 µm x 55 µm
・ピクセル数  :1536 x 512 pixels
・検出エリア  :85 x 28 mm2
・CF160mmフランジと底部でマウント可能
AMBER Hydra (Side Mounted)
・ピクセルサイズ:55 µm x 55 µm
・ピクセル数  :256 x 256 pixels
・検出エリア      :14 x 14mm2
・上記仕様のセンサを最大4つまで搭載可能
・顕微鏡内にフレキシブルに設置可能(例:異なる角度の画像検出時)
より詳しい情報はX-spectrum社ホームページもしくは弊社までお問い合わせください。
【本製品に関するお問い合わせ】
 株式会社ジェピコ スペースコミュニケーション&マーケティンググループ
 担当:齊藤、川端
 TEL: 080-5982-5203 (ダイアルイン)







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