【気温・湿度・気圧センサー】が1つに。ドローン用XQ2センサーそれぞれの特徴を調べてみた。

目次
・XQ2に搭載の各センサー種類・湿度センサー
・気温センサー
・気圧センサー
・まとめ
・お問い合わせ
XQ2に搭載の各センサースペック
湿度センサー
種類 |
容量センサ(Capacitive) |
測定範囲 |
0 - 100% |
反応速度 |
@ 25C, 0.6s |
精度 |
+/- 5% |
解像度 |
0.1% |
温度センサー
種類 |
サーミスタ |
測定範囲 |
-90℃ から +50ºC |
反応速度 |
1秒 ※5m/秒の風が吹いている場合 |
精度 |
+/- 0.3℃ |
解像度 |
0.01℃ |
気圧センサー
種類 |
ピエゾ抵抗圧力センサ |
範囲 |
10 - 1200 hPa |
反応速度 |
0.01秒 |
精度 |
+/- 1.5 hPa |
解像度 |
0.01 hPa |
湿度センサー

A 抵抗タイプ
B 容量タイプ
湿度センサーには上記2種類あり、この製品はBの容量タイプの湿度センサーになります。
このタイプは水分を静電容量として計測しており、①反応速度が速い ②広範囲(0~100%)の測定が可能 ③精度が高いという長所があります。
Aの抵抗タイプは製造が簡単なため安価なことが多いですが、Bの容量タイプは少々価格が高い分、精度を求めるユーザー様向けに適したセンサーと言えるでしょう。
気温センサー

A サーミスタ
B 熱電対
接触型の気温センサーには機械式と電気式があり、電気式の中では上記2つが主に使用されることが多いのですが、この製品にはAのサーミスタが使用されています。
Aのサーミスタは「Thermally Sensitive Resistor」の略で、抵抗値の変化により温度測定するセンサーのこと。
長所は①抵抗値の変化が大きく温度変化が分かりやすい ②小型で軽量というのが特徴で、温度センサの中ではメジャーな製品です。
Bの熱電対は1000℃などの高温でも使用可能なほど対応範囲が広いですが、ドローンに取り付けて気温を測るような環境ではむしろオーバースペックになってしまうかと思いますので、サーミスタで十分でしょう。
気圧センサー

A 水晶式
B ひずみゲージ式
C ピエゾ抵抗方式
圧力センサーの種類には、主に上記3種類があり、一番主流なタイプが本製品にも採用されているC ピエゾ抵抗方式になります。
Cのピエゾ抵抗方式はシリコン半導体を使用しており、シリコンチップ表面の圧力を測定します。
ピエゾ構造はシンプルなため①軽量 ②堅牢 ③耐圧性能にも優れているという長所があります。
また、シリコンを使っているため他の方式に比べ④高感度なのも特徴です。
※ちなみにピエゾとはギリシャ語で「押す/圧力をかける」という意味だそう。
まとめ
XQ2に採用されているセンサーは、ドローンに必要な精度を十分満たしているという事が分かりました。
またどのセンサーも小型で軽量なものを選定していますので、ペイロードを気にせず気軽に取り付けていただけますね。
ドローンなどのUAVやその他の高速移動をする機体にはとても向いている製品だと思いますので、ぜひご検討ください!

お問い合わせ
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ご質問・ご不明点等ございましたら、お気軽にお問合せフォームまたは担当者にご連絡ください。
株式会社ジェピコ 製品担当:安藤
TEL:TEL 070-4550-9972(ダイアルイン)
※上記電話番号はダイヤルインのため、担当者が対応できない場合もございます。
担当者不在の場合には、お手数ですがお問い合わせフォームまたは下記メールアドレスよりお願いいたします。
E-mail:jepico_HSP@jepico.co.jp
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