EC3848高速スリップリングは、回転インターフェース部の貴金属接点が特長です。
回転側のフライングリード線とステータ側のはんだ端子により電気接続を行います。精密ボールベアリングとムーグ独自のファイバーブラシを組み合わせた設計により、冷却装置なしでも最大10,000 rpmまでの回転速度に対応できます。
ムーグのファイバーブラシ技術は、従来のスリップリング接点にはない数多くの利点を備えています。具体的には、ブラシ束の多接点化、ファイバー1本当たりの接触圧の低減、接触摩耗率の低減などが挙げられ、さらに、ファイバーブラシは潤滑が不要で、摩耗くずがほとんど発生しません。