【安全対策製品】フラットフォーク / チルト水平表示器(デジタル) フォークリフトのフォーク(爪)傾き検知

2021/09/02

■目次

・Flatfork（フラットフォーク）とは
・フラットフォーク（FlatFork）の必要性
・フラットフォークの特徴
・製品仕様（カタログ）
・取付方法
・イメージ写真
・リーチフォークリフトへの取付について（高所作業）
・その他安全対策製品
・お問合せ先

・Flatfork（フラットフォーク）とは

フラットフォーク（チルト表示器）はフォーク（爪）やマストの傾き角度をセンサーで感知し、
運転席からフォーク（爪）やマストの水平位置具合を目視確認出来る装置です。
センサーは9段階で検知し、その傾き具合を五段階で三色の異なる色（緑、黄、赤）のLEDで表示します。

フラットフォーク（FlatFork）の必要性

フォーク（爪）やマストが水平でないまま作業をしていると・・・

① 高い位置にあるパレットの作業をしている時に、荷崩れを引き起こしたり・・・
② パレットを下す際に、落下させたり・・・
③ パレットを下げた後に地面を擦ったり、引きずったりする可能性があります。
④ またその崩れてくる荷物や落下してくる荷物の下敷きになり大怪我をするという、二次的労働災害も引き起こし、非常に危険です。

多くの作業者（特に熟練者）がリフト慣れと操作感覚を過信し、作業効率を優先しがちですが、
安全管理の視点では、事故が発生してからでは遅く、その対策を行っていなかった事に後から気が付くのが実態です。
そのような事態を招く前に、フラットフォークの採用を御検討頂きたいと考えております。

・フラットフォークの特徴

- 電池式で配線不要（約1,500時間以上稼働）
- マグネット式（磁石で取り付け）なので、数台の車体で使用可能
- 防水、防塵（IP67）性能、屋外使用も可能
- 初期設定と取付方法（使用方法）が簡単
- 三色（緑、黄、赤）のLEDで傾きレベルを明瞭標示
- デジタル表示の為、暗い環境でも視認できる
- 水平確認が簡単に行え、業務の効率化に繋がる
- 新人運転手がより安全に業務を行える

・製品仕様

- 製品名：Flatfork（フラットフォーク）
- 定格：DC３V（単１アルカリ乾電池 2本）
- 寿命：電池寿命による（一般的使用で約1,500時間以上）
- 表示性能：0.25度の傾き角度でセンサーが検知（感知）
- 表示方式：三色（緑、黄、赤）のLED表示
- 材質：ABS樹脂
- 使用環境：IP67の防水・防塵性能
- 寸法：最大W65 x D 75 x H165 （単位：mm）
- 重量：約470g（乾電池を含まず）

注）乾電池を入れたまま長期に渡り放置しておくと、乾電池の液漏れや腐食を引き起こす可能性がありますのでご注意ください。
また高温/多湿の極度の環境下では、乾電池に影響を及ぼす可能性があります。

・取付方法

・取付方法取付方法（使用方法）を説明した動画はコチラからご覧いただけます。

① フォーク（爪）を地上（地面）から上げ、フラットフォーク本体をONの状態にして、LED表示の面を上にしてフォーク（爪）の中央に置きます。

② フォーク（爪）が水平/垂直になるように、フォークリフトを操作し調整します。LEDの表示が水平/垂直を示す緑色の表示になれば、設定完了です。

③ フォークリフトを動かさず、フラットフォークを運転席からLED表示の面が見える向きで、マストに取り付けます。取り付ける際に、LEDの表示が水平/垂直を示す緑色の表示になる様に取り付けて下さい。

④取り外して再度取り付けたりする事も考慮し、取り付けた位置にマーカーで印をつけたり、マスキングテープで位置が判るようにしておくと便利です。

・イメージ写真

リーチ車両への取付イメージ

運転席からの目線

・リーチフォークリフトへの取付について（高所作業）

基本的にカウンター式フォークリフトへの取付を想定しております。

上記イメージ写真の「リーチ車両への取付イメージ」はバックレストに取付を行っておりますが、高所作業の際はフラットフォークも高所に上がっていくためフラットフォークの視認が難しくなる可能性もございます。
高所作業を行うリーチ車両への取付は、あくまでも補助レベルとご理解いただきたく存じます。

また、フラットフォークの製品ラインナップの中に「リーチ車両専用の傾き検知機」がございます。
製品詳細：バックレストに取り付けた検知機の情報を、マストに取り付けた受信機で傾きを検知し、運転席から簡単に確度の確認が行える

上記製品は電波（RFID）を利用した機器となり、日本国内の使用には技適認証を取得する必要があった為、弊社では取扱いを行っておりません。
弊社では技適認証の申請は行っておりませんが、別の販売店様では申請を行っている可能性もございますので、ご購入時には技適認証の有無をご確認ください。
技適認証を行っていない製品をご使用されると、「ご使用者様が電波法違反」にて罰せられることがございますのでご注意ください。